FC2ブログ
らくだはお気楽
FC2BlogAdminRss1.0b

はがきハイク

category: 好き句
花粉症の時期になって、何をするのもげんなりして、俳句を作る気にならなくて、しばらく句会をサボっているうちに、春が終わってしまった。

もうこのまま俳句から足を洗った方がいいんじゃなかろうか、なんて思っていたら、はがきハイクが届いた。
ああ、やっぱりまた、この人達と遊びたいなぁと、そう思った。

 春やこの乗物酔ひのやうな恋   西原天気


恋の始まりはやっぱり春がいいなぁ。

春愁に淡き縁取りありにけり   笠井亞子


春愁って、はっきりそうと分からないくらいの、当人が何か他の原因に思い当たれば春愁でないものになってしまうような、そんなものかもしれない。他に思い当たらない場合を春愁といえばいいのかもしれない。
来年から花粉症じゃなくて春愁って言おう。

2013/05/06 Mon | | trackback(0) | comment(0)


おきら句リップ009

category: 好き句

金原まさ子百歳からのブログ」より

梟よトイレのドアは閉めなさい  (2012/11/19


すてきに楽しい句だ。とっても好き句!

ほぼ毎日アップされる句を読むと、金原さんの俳句脳は高校生並に若いと思う。
もちろん、俳句脳だけじゃないってことです。短冊の文字を見ても分かる。

2012/12/09 Sun | | trackback(0) | comment(0)


はがきハイク第6号

category: 好き句
猛暑の一日を終えて帰宅するとはがきハイクが届いていた。
うれし~!!
真夏の暑さの中だからこそ「わ~きれい!」と声が出てしまう、その色使い。
肝心の俳句より先に、近況ぽっちりをしっかと読む^^;
 
  
  大暑なり石をつつけば死んでをり   西原天気
  
   ……え??
   という、一番気になった句でした。
   
   
  六畳にただ風を撒く扇風機   笠井亞子
  
   うんうん。
   うちは、ここんとこ熱風になっとります……
   

2012/07/28 Sat | | trackback(0) | comment(0)


おきら句リップ008

category: 好き句
小池康生 「光(かげ)」より (週刊俳句 第274号

河鹿鳴く研ぎ師は光(かげ)を入れ替へて

はぁ~、美しい~。ため息。
日本刀のイメージしか浮かばなかった。思い込み激しすぎかしらん……
とっても好きな10句。



それにしても、007は3年前。
実は最初からトレースするつもりだったんだけど……
ただでさえ読むのが遅いうえに新しいのも気になるし、どんどん積み重なってくし、ゆっくり読んでからと思っていると永遠に書けない。
ので、もう場当たり的に暇ができたらに変更。

2012/07/22 Sun | | trackback(0) | comment(0)


はがきハイク第5号

category: 好き句
 梅が咲きそうになると寒さがぶり返すという名のみの春に、咲かない梅のかわりのように、河津桜の切手と春の花満開(イラスト)のはがきハイク5号が届いた。
 うれし~!!
 
 梅三分ごはんが炊けるまで眠る  西原天気

 これも春眠、かなぁ。
 一眠りして起きたら、ご飯も炊けているけど、梅も満開になっていそうな詠いぶりが好き。

 ここからは多摩だと思う薄氷  笠井亞子
 
 多摩は都心に比べ3~5度は気温が低い。
 都内ではさすがに氷らないような日でも多摩まで来ると薄氷、ということもあると思う。
 気温だけでも体感できるが、目にもはっきり薄氷が映れば、ああ、田舎~!って感じるかも。
 先日の雪は、西多摩では20cm超の積雪でした。

2012/03/05 Mon | | trackback(0) | comment(0)


はがきハイク第4号

category: 好き句
 初夏の号。
 今回はうれしい予告広告つきで、今から楽しみだわ~♪

はつなつの姉のヒンズースクワット  笠井亞子


ステキに元気だ。
ダイエットか筋トレか。体育会系っぽくない、軽い汗の感じがいい。
あるいは汗にもならないよいよいのスクワットだったりして^^;

ハンカチを干していろんなさやうなら  西原天気


夏の空と陽射しと白いハンカチ(イメージとして)。
すごく明るい景なのに、ものすごく奥のほうがぎゅうっと哀しくなる。
文字通り、いろんな場面を描くことができるしあまり穿った読みはどうかと思うが、それでも、この句の一側面として、とても謙虚な追悼の句でもあると思う。
いろんなことをごっくんと飲み込んで、きれいな水に晒して磨いた玉のような芯だけを俳句にしたような、そんな印象だった。

2011/05/20 Fri | | trackback(0) | comment(0)


投句ボードより

category: 好き句
年始挨拶以来で、もう桜が散りそうですが……^^;

ROM專とかいいながら魔がさして(^^;)週刊俳句初の投句ボードに投句した。
あんまり久しぶりで俳句になっているか不安だったが、一つ二つ鑑賞で拾っていただいた。
本誌での鑑賞も終わったし、投句ボード第2弾がアップされたので、今更だが今のうちに(^^;)他の参加者の投句から好き句をピックアップ。(以下、週刊俳句投句ボードより)

金槌と石頭ゐて春の池  三島ゆかり

石頭は金槌じゃないところがおもしろい。

器まづ用意しておくチャンチキおけさ  露結
店閉めて裏口灯る思い出酒

頭に「石橋楽器梅田店」を並べるのは楽じゃなかったと思うが、さらに楽器店にちなんで歌縛り。すごいなぁ。

春蘭のむかし袂へ石を入れ  藤本る衣

春蘭なのにゆゆしき話。「むかし」の記憶を持つ現代人とか(え?
自分の過去の回顧とすると、春蘭の今思い返してみて、死ななくてよかったという感慨だろうか。

若草や牛は楽器を一つ持ち  高橋透水

首に下がっているカウベルじゃなくて、あのでっかい頭蓋骨とかぺちぺち叩くしっぽとか。そういうおもしろみがある。

春ショール千秋楽のロビーかな  栗山心

ちょっと騒々しいが華やかなロビー。有名人とかきれいどころとかいっぱい居そう。

冴返る信楽焼の大狸  猫髭
田螺鳴くやうに田螺を啜りけり
花鳥や石橋楽器梅田店

天気さんの予告で出しづらくなった「○○○石橋楽器梅田店」、堂々の出句。うーむ、うまい取り合わせ。この季語いいなぁ。

梅咲くや紙の死体のうらおもて  飯島雄太郎

え、紙の死体?なんだろう。
事故現場にチョークで書くのはドラマで見るけど。
うーん……梅の木の根本に捨てられた紙を死体に見立てた、とか。
紙だけにうらおもてというのが、当たり前なのに面白い。ヒトの死体でも裏返すという言い方はあるが、うらおもてとは言わないもんねぇ。

花冷の石にのたうつ梵字かな  あめを

梵字でしかも花冷なのに、「のたうつ」というのが生々しくてふとどきな感じがしておかしい。

春の闇よりひそひそと石の声  minoru
春の田にひねもすのたりのたり土

「石の声」ちょっと怖い。春の闇ってそういう不穏さがある。

立春の川底の石光りけり  金子 敦
残雪の橋渡りつつ手を振りぬ
下萌や楽器ケースの重さうな

どれも早春の明るい景で好き。「残雪の橋」は別れでも明るい。楽器ケースが重くても明るい。春!という感じがする。

老猫の石につまづく目借り時  鈴木牛鈴

近所の老猫が死んでもうすぐ一年になる。耳が遠くなってたことを思い出した。
知人宅の犬も、耳が遠くなって足元が危なくなって階段を降りるのを嫌がったと言っていた。
「目借り時」はちょっとおどけた雰囲気があるが、現実はせつない。

音楽になりかけてゐる春の山  近恵
器より草餅剥がす音したり

「山笑う」もすごい季語だなぁと思うが、「音楽になりかけている」はまさに春の山にぴったり。

さて、第2弾。
今度は「演目義経千本桜」であります。(一字ずつね)
この文字にピンと来たら、さあ投句!

2010/04/05 Mon | | trackback(0) | comment(0)


おきら句リップ007

category: 好き句
佐山哲郎 みづぐるま (週刊俳句第11号)より
洗ひ髪ゆゑいきいちに火、と叫ぶ

摩訶サラダ朝からだ薔薇あらはかな

螢ほもよろを逢瀬のどんづまり

 言葉遊びと言ってしまうと失礼なのかもしれないが、それだけで終わっていないところがすてき。なんというか、おとなな句で渋いのに適度なエロティシズムがあってどこか可笑しい。
 実は初めて買った句集が佐山氏の「東京ぱれおろがす」で、この句集ももう、すてき句満載なんである。

東京ぱれおろがす」よりいくつかご紹介。

花筵ここは一服盛るところ

矢面の痒いところが猫柳

ここだけの話こやつもきのこの子

良寛と名づけし股引のはうがない

うつふんと大根の首まはりけり

うるむ目が蜜柑で鼻がくわりんたう

炎昼や妻が戦車でやってくる

二科展に義理でゆくたびあすぴりん


 他にも好き句がたくさんあるが、もったいないのでこれ以上載せない^^;

2009/05/26 Tue | | trackback(0) | comment(0)


おきら句リップ 006

category: 好き句
鴇田智哉 「てがかり」 より (週刊俳句 第11号

蚊のとほり抜けたるあとの背中かな

自分では普通感じない感覚。触られたわけでもないのに背中に何か感じる。

昨日から昨日のままの蛇苺

なんだかだまし絵のような句。

2009/03/24 Tue | | trackback(0) | comment(0)


おきら句リップ 005

category: 好き句
井口吾郎回文俳句100句 より (週刊俳句 第10号

ポポンタポポンタタンポポタンポポ

日の丸の湿り栗飯ノルマの日

羊歯しかないのだ飛騨の田舎仕出し

まだ眠らないはずハイなラムネ玉

水仙花死んだら談志完成す

子規よ哀しむな舟虫仲良き死

夜なべ食べなこの茸鍋食べなよ

死せる月が武士と渋柿吊るせし

イマジンからスキヤキすら感じまい

自分史に書けぬ間抜けか鰊無事

手に仮名の遺言りんご胃の中にて


 回文おそるべし!
 俳味たっぷり。情緒もたっぷり。
 吾郎さんのブログ「死んだら談志」は日々更新。さらに恐るべし!

2009/02/22 Sun | | trackback(0) | comment(0)


プロフィール


沖らくだ
目指せ諧謔
カテゴリ || 好き句
もっぱら俳句 (15)
好き句 (15)
題読 (2)
付け句 (1)
季語実感 (9)
ネタ帳 (2)
今日の天声人語 (6)
楽駄句 (3)
リンク
週刊俳句 Haiku Weekly
ウラハイ
毎日が忌日
以前の記事
Recent Comments
Recent Trackback
Links
週刊俳句 Haiku Weekly
ウラハイ
毎日が忌日
Profile

沖らくだ
目指せ諧謔